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ビックカメラの『ハードディスク破壊サービス』を利用してデータ消去してみた

このたび、MacBook Proを捨てることにしました。

もう何年も使っていなかったのですが、捨て方がわからずにずっと自宅に保管してありました。

MacBook Proを捨てるにあたり、まずはデータを消去する必要があります。

パソコン本体はメーカーや業者が無料で回収してくれるのですが、データの消去は基本的に自分でやることになります。

そこで、廃棄するパソコンのデータ消去の方法について調べたので、ぜひ参考にどうぞ。

ハードディスクのデータ消去方法

ノートパソコンと学生

パソコンのデータはHDD(ハードディスクドライブ)というものに保存されているそうです。

そのため、そのハードディスクからデータを消去すれば、パソコン本体に保存されているデータを消すことが可能です。

ソフトウェアというツールでデータを消去する方法と、ハードディスク自体を物理的に壊す方法があるので、まずはそれらを説明します。

ちなみにぼくは、後者のハードディスクの破壊を選びました。

ソフトウェアを利用して消去

まずは、ソフトウェアを使用してデータを消す方法です。

データの消去には、データ消去ソフトというものを使います。

データ消去ソフトは、以下の方法で入手できます。

  • メーカーや業者がくれるものを使う
  • ネット通販や家電量販店で購入する

メーカーによっては、データ消去のためのソフトを配布しているようです。

「データ消去ソフト ○○(パソコンメーカー)」で検索してみるとわかります。

参考までに、以下はNECのものです。

NECでは、パソコンを廃棄・譲渡する際、HDD(SSD)のデータを消去するためのソフトウェアを、2004年5月以降のVALUESTAR、Lavie、LAVIEに添付しています。

NEC

また、パソコン回収業者の中には、パソコンの回収を申し込むことで、無料のデータ消去ソフトを提供してくれるところもあります。

例えば、環境省認定の「リネットジャパン」がそうです。

あとは、自分でソフトを購入するという選択肢もあります。

データ消去ソフトにはいろいろな種類があります。

ご自身でデータ消去ソフトを購入する場合には、自分が捨てるパソコンの条件と一致するものを選びましょう。

ちなみに、上記で紹介したリネットジャパンは、データの消去サービスも行っているので、そういう場所に任せるのもありです。

ドリル等で物理的に破壊する

次が、ハードディスクを物理的に破壊するという方法です。

ぼくは、こちらを選択しました。

  1. パソコンを解体してHDDを取り出す
  2. 取り出したHDDを工具等で破壊する

というとても単純な方法です。

自分で破壊するだけでなく、どこかのサービスを利用して自分の代わりに破壊してもらうこともできます。

自分で破壊するためには、ハードディスクを取り出すための「精密ドライバー」が必要です。

そして、ハードディスクに穴をあけたり潰したりするためのドリルやハンマーも必要です。

ぼくはパソコンの解体を試してみたのですが、それすらできませんでした。

普通のドライバーしか持っていなかったからです。

ネジが全然回りませんでした。

ドライバーを購入する選択肢もありましたが、お金や手間を考えるとめんどくさいです。

また、調べてみたところ、家庭用のドリルでは穴をあけられないこともあるようです。

そこで、近くの家電量販店でやってもらうことにしました。

HDDを破壊してくれる家電量販店を探してみた

階段を上る男性の足元
  • データ消去ソフトを使って自分で消去するのは難しそう
  • リネットジャパンのデータ消去サービスは3,000円と高い
  • 専用の工具がなくてHDDを取り出すことすらできない

ということで、家電量販店でHDDの取り出しおよび破壊をしてもらうことにしたので、そのサービスがある場所を探しました。

ビックカメラグループ

まずは、ビックカメラグループ。

ビックカメラグループは、

  • ビックカメラ
  • コジマ
  • ソフマップ

の3種類です。

HDD破壊サービスがありました。

サービス内容はこんな感じです。

  1. 専用マシンでハードディスクを破壊し、データ漏洩を防ぎます。
  2. お客様の目の前で破壊いたしますので、安心してご利用いただけます。
  3. 破壊後のディスクはお客様にご返却いたします。

作業を目の前でやってもらえるので安心感があります。

一方で、破壊後のディスクは返却されるので、自分で処分しなければなりません。

また、自宅近くに店舗がない場合には、パソコンを持っていくのが大変ということもあります。

値段については、HDD破壊が税込1,020円で、パソコン本体からHDDを抜き出すのに別途520円かかります。

後述しますが、ぼくは家の近くのビックカメラでHDDの取り出しおよび破壊をやってもらいました。

ヤマダ電機

ヤマダ電機グループ会社のインバースネットがパソコンの無料廃棄サービスをおこなっています。

こちらのサービスは、

  1. パソコンを回収
  2. データ消去
  3. リユースorリサイクル

をすべてやってくれます。

しかも無料で。なんならヤマダポイント200ptもらえるみたいです。

宅急便で送るという手間が最初にあるものの、あとは勝手にやってくれるので楽ちんです。

ただし、データ消去を目の前で確認できないことや、リユースされることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。

ヨドバシ

最後にヨドバシカメラです。

が、ヨドバシカメラでは、HDDの破壊サービスはやっていないようです。

ネットでは見つかりませんでした。

ただ、ぼくが見つけられなかった可能性もあるので、気になる方はお近くのヨドバシカメラに問い合わせてみてください。

ビックカメラでハードディスク破壊をしてもらった

ヤマダ電機のサービスではなく、ビックカメラでハードディスクを破壊してもらいました。

  • 家の近くにビックカメラがあった
  • 宅急便の準備をするのが面倒

ということが主な理由です。

ぼくは、池袋にあるビックカメラ本店パソコン館に行きました。

地下1階でHDD破壊サービスを受け付けています。

当日は、パソコンを専用のカウンターに持っていき、パソコンの解体およびハードディスクの破壊を目の前でしてもらうという流れでした。

これがHDDを破壊するハードディスククラッシャーとやら。

ビックカメラにあるハードディスククラッシャー

HDDの取り出しから破壊まで10分程度でおわりです。

見た感じだと、自分でもできそうなくらい簡単な作業でした。

店員さんが簡単そうにやっていただけかな?

精密ドライバーとハードディスク破壊のための器具があればもう自分でできそうです。

まあそれを用意するのが面倒なのですが。

あとは、それらの工具を購入する金額を考えると、1500円でやってもらったほうが楽だと個人的には思います。

また、中には特殊ネジ?というものが使用されているパソコンもあるとのこと。

その特殊ネジで組み立てられたパソコンは、特殊ネジ専用のドライバーがないと開かないそうです。

これは、店員さんが実際に使用していた精密ドライバーセットです。

精密ドライバー

ドライバーは家具の組み立てなどに使うこともあるし、HDDの取り出し自体はドライバーでネジを回すだけなので、精密ドライバーセットは買ってもいいかなぁと思います。

HDDを取り出せれば、パソコンを店舗までもっていく必要もなくて手軽ですね。

ちなみに、専用の機械が破壊されたハードディスクはこんな感じです。

破壊されたハードディスク

まとめ

今回は、パソコンを捨てるにあたって、まずはデータ消去をおこないました。

データ消去ソフトもいいかもしれませんが、確実にハードディスクが壊れたことを確認できるハードディスク破壊は安心です。

コストを抑えるためにご自身でやってもいいですし、専用の工具を揃える値段や破壊する手間を考えて、ビックカメラ(ソフマップとコジマも)に頼んでもいいでしょう。

個人的には、HDDの取り出しは自分でやって、あとはHDD破壊サービスを利用するのがバランスがいいかと思います。

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