今回は調剤薬局で働く男性薬剤師である自分の仕事着を紹介します。
これから薬剤師として働く方、または違う薬局に転職するという方は、仕事のときにどんな格好であればいいかわからないこともあるでしょう。
もしくは、どこまで自由な服装をしていよいのか気になると思います。
今回は、現役薬剤師として調剤薬局で働いているぼくの実際の仕事着と、同僚や友だちの仕事着を紹介します。
この記事を読めば、大手チェーンから中小において、どんな格好であればOKなのかわかり、できるだけ自分の理想に近い服装で仕事ができるでしょう。最後にオススメの仕事着も紹介します。
大手チェーンと中小では薬剤師の服装の決まりが違う
まずは、それぞれの会社によって、服装の許容範囲は異なってくるということをお伝えします。
ざっくりまとめると、大手は厳しい、中小は緩いと分けられます。詳細については、のちほど詳しく説明します。
ちなみに、ぼくの以前の会社は比較的大きめなチェーンの調剤薬局でした。そして、今は中小にあたるであろう調剤薬局に勤めています。
病院については、友だちの話からしかわかりませが、大手みたいに厳しくなく、どちらかというと中小より、もしくはそれよりも自由なようです。仕事終わりの薬剤師友だちに会ったりしますが、普通の私服でカジュアルな格好ですね。仕事のときも上着だけ脱いで、インナーは私服のようです。
大手チェーン薬局の薬剤師の服装
まずは、チェーン薬局の仕事着を紹介します。
以前の職場では、ケーシーはなく、白衣で仕事をしていました。そして、白衣のインナーおよびズボン、サンダル、靴下まで指定がありました。
まず、インナーです。男は黒無地、女性は白無地の丸首の服です。なので、男性薬剤師が白いTシャツを着ていたらダメだし、丸首という指定もあるので襟のあるシャツも着れません。
ぼくは、ユニクロのシルキードライやヒートテックで丸首の黒のものを着ていました。そこまで不自由は感じませんでしたが、乾燥肌なのでヒートテックは少し嫌でした。
ただ、コットン素材の黒のインナーとなると、洗濯すると白いホコリのようなものがつきます。コロコロをすればいいのですが、毎日それは面倒なので、ほぼシルキードライを着ていました。今思うと、わりと面倒でしたね。
また、女性からの不満が多かったです。というのも、白無地のインナーとなると、下着が透けてしまうおそれがあるとのことでした。会社としては清潔感を狙って白にしたのでしょうが、働く方としては微妙だったようです。
次にズボンですが、黒のフルレングスのスラックス素材という指定でした。
この時点でめんどくさそうですね。黒指定なのでベージュのチノパンはダメです。そしてくるぶし丈もダメでした。
裾にクッションがあると、だらしなく見えます。また、靴のヒールの高さに合わせて裾上げするので、サンダルに履き替えたときに引きずることもあります。なので、くるぶし丈禁止は嫌でした。
ただ、これに関しては、規定はあるものの比較的ゆるかったと思います。実際の店舗では、黒のスキニージーンズの人結構多かったし、ぼくは結局裾は短めのパンツを履いていました。黒だったらなんでもいいって感じですね。
そして、サンダルです。これも黒ですね。そして、カカトがあるものという決まりです。また、革靴はいいですが、スニーカーはアウトです。
サンダルは、入社時に支給されますし、配属後に壊れた際には卸に同様のものを頼んでいました。ただ、人それぞれ好みがあるようで、自分で買ってくる人もいたし、クロックスの人もいました。カカトのないサンダルの人もいたので、黒であれば許されていましたね。
最後に靴下についても、黒か紺で無地という指定でした。例のごとく、柄の靴下を履いている人もいたし、派手な色の靴下の人もいました。これについても、エリアマネージャーなどがくるときだけちゃんとするという感じです。
まとめると、インナーは厳しく見られていたが、ズボンとサンダルと靴下については少しであればルールから逸脱していても許されていました。
入社直後は指定通りのものを使って、働いていくうちに周りの先輩方の服装を見て、少しずつ崩していけばいいでしょう。薬局長の方針にもよります。ほとんど気にしない薬局長もいて、さきほどお伝えしたように、エリアマネージャーがくるときだけちゃんとするってパターンもあります。
ちなみに、とある大手チェーンに勤めていた友だちは、出勤時はスーツ指定で、インナーもスーツのシャツと言っていました。
中小薬局の薬剤師の服装
ぼくが現在働いている調剤薬局は都内に数店舗のいわゆる中小薬局です。
ここでは、以前の職場と比べて、かなり自由な服装です。
派手じゃなきゃいいって感じですね。
インナーの色、形も特に言われてません。花柄のワンピースを着ている女性薬剤師もいます。冬の時期だと、カラフルなニットを着ている人もいます。
パンツについては、入社時に言われたのは、ケミカルウォッシュジーンズみたいなものでなければいいとのことです。普通のジーパンであればOKで、ジーパンで仕事をしている人もいます。
靴も派手でなければ、スニーカーでも構わないです。ちなみに、ぼくはビルケンの黒い革のサンダルです。
ぼくのサンダルについて興味ある方はこちらの記事をどうぞ▼
同僚は、クロックスの人もいるし、ナースサンダルの人もいます。中には柄物のサンダルの人もいます。ビーチサンダルでなければなんでも大丈夫だと思います。靴下もなんでもOKです。
薬剤師の仕事着にオススメのパンツと靴下
最後にぼくが実際に着用してよかったパンツ(ズボン)と靴下について紹介します。
まず、パンツはユニクロのストレッチ素材のもの。商品名は忘れてしまいました。でも、大事なことはストレッチ素材ということです。
久しぶりに普通のスーツで仕事をする機会があったときに、めちゃくちゃ動きづらいことに気づきました。と同時に、いつものストレッチ素材のパンツの良さがわかりました。薬剤師の仕事中ってしゃがんだり、脚立に登ったりと、足をいろいろ動かすんですよね。
その時に普通のパンツだと、膝が曲がりづらかったりして、かなりストレスです。仕事のスピードにも影響が出ます。なので、デニムでもスラックスでも構いませんが、とりあえずユニクロのストレッチ素材のものをオススメします。
そして、靴下についてはユニクロの無地の黒のスーピマコットンの靴下です。3足で千円とかだったと思います。スーピマコットンは履き心地がよく、蒸れたりもしません。
以前、冬で寒いからといって、冬用の温かい靴下を使ったことがありますが、足がビチョビチョになるくらい蒸れました。そして、匂いも大変なことになります。それ以来、暖かい靴下は使用してません。
そして、色も柄など入っておらず、無地のものがいいです。それも一色だけで構いません。
それは、洗濯が圧倒的に楽になるからです。
靴下を洗濯して干すときに、同じものがセットになるようにしまいますよね。これが、もし全て同じ靴下だったらどうでしょう?乾いた物を適当にカゴに入れといて、使う時に2本取り出せばいいだけです。だって、すべて同じ素材、色の靴下なのですから。
以上、調剤薬局の仕事着にオススメのパンツと靴下でした。