今回は、自転車保険について紹介します。
ぼくは、はじめてのクロスバイク購入時に、ワイズロードで紹介されたau損保の自転車保険に加入しました。
au損保に決めるにあたって、補償内容および金額にもこだわって、自転車保険についていろいろと調べました。
自転車購入時に、店員さんからお店が提携している保険を紹介されると思います。
ただ、その保険の補償内容が十分かどうかはわからないですし、逆に過剰すぎて値段が高くなる可能性もあります。
自分が必要な補償内容の自転車保険を、できるだけ安く選びための参考にどうぞ。
自転車保険に入る必要はある?
「そもそもクロスバイクに乗る人は、必ず自転車保険に入らなければいけないの?」
なるべく諸経費を安く済ませたいと思ったぼくもそう考えました。
だって、車体だけで5万円払って、さらに鍵やらライトなども購入して、すでにそれなりの金額がかかっていたので。
同じような考えを持つ人がきっといるでしょう。
ということで、まずはそもそも保険に入るのは必須かどうかですが、
「地域による」
です。
保険加入が義務化されている地域があるのです。
それは、事故にあった被害者の治療費がしっかりと支払われることと、一方で加害者の経済的負担を減らすためです。
つまり、保険加入が義務化されている地域にお住まいの方は、加入するかどうかの選択の余地はありません。
強制的に加入させられます。
参考までに、自転車保険の加入が、義務や努力義務のある地域を一部まとめました。
北海道 | 仙台市 | 茨城県 |
埼玉県 | 群馬県 | 千葉県 |
東京都 | 神奈川県 | 富山県 |
長野県 | 静岡県 | 名古屋市 |
金沢市 | 滋賀県 | 京都府 |
奈良県 | 大阪府 | 和歌山県 |
兵庫県 | 鳥取県 | 徳島県 |
香川県 | 愛媛県 | 高知県 |
福岡県 | 熊本県 | 鹿児島県 |
ご自身の住んでいる地域が、保険の加入義務かどうかはリンク先を参考にどうぞ。
クロスバイク購入時には、ぼくの住んでいる地域は、自転車保険の加入は義務化されていませんでした。
なので、保険に入るかどうかはぼく次第だったのですが、加入することに。
なぜなら、スピードの出るクロスバイクで歩行者にぶつかったりなんかしたら、相当なケガになるであろうことは容易に想像できたので。
自転車保険の選び方
自転車保険に入ることを決めたものの、たくさんの種類の保険があります。
先に結論から言ってしまうと、
- 個人事故賠償補償が1億円以上で示談代行あり。
- ロードサービスはできたら付いたほうがいい。
- 本人のみ対象のもの。家族や夫婦の分も補償してくれる保険もあります。
- 交通事故以外への賠償は不要。日常への事故に対して補償が付いているものもあります。
- 自分のケガへの補償(入院見舞金だとか)はどうでもいい。医療保険があるので。
個人事故賠償補償
まず、個人事故賠償補償です。
要するに、事故ったときに被害者の治療費を負担してくれるもの。
これが付いているのは当たり前なのですが、保険によって金額が違います。
ぼくは、1億円のものでいいと思いました。
高額賠償事例として、小学生が老人にぶつかって、被害者の意識が戻らなくなったという事故があります。
その事故での賠償額が約9500万円だったとのこと。
この金額を考慮して、個人事故賠償補償は1億円にすることに。
また、個人事故賠償補償には、示談代行サービス付きというものがあります。
示談代行サービスとは、加害者である自分に代わって、保険会社が被害者と話し合ってくれるもの。
「被害者と直接話し合って解決するなんて無理!」と思ったので、示談代行サービスが付いているものにすることに。
ロードサービス
保険を選ぶうえで、もう1つ大事なのが、ロードサービスを付けるかどうかです。
ロードサービスというのは、パンクなど突然のトラブルで自転車が走らなくなったときに、目的地まで運んでくれるというサービスです。
これは悩みました。
ぼくのクロスバイクの使用目的は通勤です。
片道10キロほどの通勤なので、もし動かなくなったら最悪自力で運んで帰ればいいかなぁと。
このサービスがある保険を選ぶかどうかで、かなり金額が変わります。
ぼくは、当面は通勤での使用ですが、ゆくゆくは遠くまで行ってみたり、旅行先で使用したいなぁなんて思ったり。
旅行先で故障などのトラブルになったら最悪です。なので、できたらロードサービスが付いているものを選ぶことに。
以上、ぼくが自転車保険に求める補償内容をまとめると、
個人事故賠償補償 | 1億円以上(示談代行サービス付き) |
ロードサービス | できたらあり |
対象者 | 本人のみ |
値段 | なるべく安く |
自転車保険を探した結果
それでは、おすすめの自転車保険を紹介します。
ネットで上記の条件を考慮して探したのですが、なかなか大変でした。
個人事故賠償補償が1億円以上あるもの、またはロードサービスが付いているもの自体はたくさんあります。
ところが、補償の金額が十分(あるいはロードサービスあり)でも示談代行サービスがなかったり、補償内容は十分だけど高額だったりと、すべての条件を満たすものがあまりなかったです。
なお、以下で紹介する保険の値段はすべて、本人のみ対象の保険の金額です。
au損保
まずは、au損保です。
2020年オリコン顧客満足度1位だとか。
au損保 自転車向け保険 Bycle | |
個人事故賠償補償 | 最大2億円(示談代行サービス) |
ロードサービス | あり |
値段 | 月340円 |
こちらは、au損保 自転車向け保険 Bycleの中でも「ブロンズコース」です。
ブロンズコースは手頃なもの。
金額は、2年契約のものにすると6820円(月284円)となり、1年よりも2年のほうが10%お得にもなります。
ちなみに、ロードサービスは、
- 24時間365日対応
- 50キロまでは無料
- 無料アプリで簡単呼び出し
という特徴があります。
公式サイトの「自転車ロードサービス徹底解説!」を見てもらうとわかりやすいです。
楽天超かんたん保険
次に、楽天の自転車保険です。
楽天超かんたん保険 | |
個人事故賠償補償 | 最大1億円(示談代行サービス) |
ロードサービス | なし |
値段 | 月220円 |
個人事故賠償補償は、示談代行サービス付きで1億円なので十分。
楽天会員でないと加入できない(保険加入時に会員になればOK)ですが、それが逆にメリットでもあります。
保険の支払いで楽天ポイントがたまるし、たまっているポイントを保険の支払いに充てることも可能です。
普段から楽天を使用している人にはお得な保険となります。
ただし、ロードサービスが付いていないのが欠点です。
LINEほけん
最後にLINEほけんです。
そうです、あのLINEです。
LINEほけん | |
個人事故賠償補償 | 1億円(示談代行サービス) |
ロードサービス | なし |
値段 | 月100円 |
損保ジャパン日本興亜による示談代行サービス付きで、金額はなんとたったの月100円です。
いろいろな自転車保険を探しましたが、これほど安いものは見つかりませんでした。
また、登録も簡単です。
普段使用しているLINEからサクッとできます。書類を記入したりする必要もありません。
LINEほけんは安さと手軽さがメリットの保険です。
ただ、楽天保険と同様にロードサービスが付いていないのが欠点です。
au損保の自転車保険に加入
最終的に、ぼくはau損保の保険に加入しました。
通勤時の不安をなくすこと、通勤以外で使用した際になにか事故が起きたときのために、ロードサービス付きを選ぶことに。
また、ツイッターやグーグルを見ると、ロードサービスがあったほうがよいという意見がちらほら見つかったのも理由です。
au損保さんのロードサービスで無事に?帰宅しました。
つか、こんな大型車にロード一台ってなんだか申し訳ない(;^ω^)車載はかなりきっちりとして貰えたし、ホントに有難いサービスだと思います。
年4回、50kmまでOKなので、十分だと思います。選ぶならロードサー日付きの保険会社ですよっ pic.twitter.com/bns3TacI3T
— ライナー@ 勝手にフロントにつなぐ受話器 (@kurukuru_kurumi) October 14, 2018
ちなみに、実際にぼくが加入した保険の補償内容は以下のとおりです。
保険会社自体はau損保ですが、ワイズロードで案内されている自転車保険でして、au損保 自転車向け保険 Bycleとは異なる点がいくつかあります。
ワイズロード 自転車サービスパック | |
個人事故賠償補償 | 1億円(示談代行サービス付) |
入院一時金 | 10,000円 |
ロードサービス | 50kmまで無料、3回/年まで |
値段 | 5,500円(2年補償) |
au損保 自転車向け保険 Bycleと比べると若干サービスが劣りますが、最低限の個人賠とロードサービスが付いているので十分でした。
また、au損保 自転車向け保険 Bycleが2年で6820円にたいして、ワイズロードの保険は5500円と少し安かったのもよかったです。
まとめ
今回、クロスバイクを購入するにあたり、補償内容および金額にもこだわって、自転車保険を調べてみました。
自転車購入時に、店員さんからお店が提携している保険を紹介されると思います。
ただ、その保険の補償内容が十分かどうかはわからないですし、逆に過剰すぎて値段が高くなる可能性もあります。
例えばぼくがワイズロードで説明された保険(au損保)は、ロードサービスが不要な方にとっては、余計に高い金額を支払うことになります。
LINE保険で十分という考えの方もたくさんいると思います。
そのようなことを踏まえて、保険選びの参考にしていただけたら嬉しいです。