ロンドン3日目の午後は、お土産探しからスタート。
スーパーやデパートをめぐりながら、偶然の出会いも楽しみつつ、ナショナルギャラリーで名画をじっくり鑑賞。
そのあとはイルミネーションがきらめくコヴェントガーデンで紅茶を選び、人気店のフィッシュアンドチップスを味わう。
最後に、本場のミュージカル「レ・ミゼラブル」へ。予定がしっかり詰まった、充実した一日を締めくくる、印象深いロンドンの夜でした。
ジョンルイスでのお土産探しとちょっとした残念
Pret A Mangerでランチを終えたあとは、ジョンルイス内にあるスーパー「ウェイトローズ」でお買い物。デパートの中にある高級スーパーという雰囲気で、ちょっと特別感がありました。
ドリップバックのコーヒーを探していたら、少し違うけれど、ティーバッグのようにお湯に浸すだけで淹れられるコーヒーを発見。家族へのお土産用に購入しました。ついでに紅茶のティーバッグも購入できました。
さらに、チェックしておいたクッキーやベジチップスも無事に見つけて購入できました。
同じくジョンルイス内で、emma bridgewater のユニオンジャックがデザインされたマグカップも探していたのですが、目当ての柄のものは見つからず。
店員さんには「オンラインならあるよ」と教えてもらったものの、お土産をオンラインで買うのもなんだか違う気がして断念。値段も少し高めだったこともあり、今回は見送ることにしました。
マークス&スペンサーで理想のお土産と出会う
ジョンルイスを出てナショナルギャラリーへ向かう途中、たまたま見つけたマークス&スペンサーに立ち寄ってみました。
すると、ロンドンらしいデザインのお土産がずらり。別の店舗では見かけなかったユニオンジャック柄の缶に入ったショートブレッドもあり、これは職場用にぴったりだと即決。
食べ終えたあとの缶は、自分用にしっかりと持ち帰りました(笑)。
ナショナルギャラリーで名画と迷路と
ナショナルギャラリーでは、事前にマップを印刷して、見たい作品の場所もチェック済み。…のはずだったのですが、当日行ってみると、展示の配置が大きく変わっていてマップの通りにはいかず。
それでも見たい作品は全部見て帰りたかったので、結果的に全フロアをまわることに。
少し迷路のような構造で、どこにいるのか分からなくなって同じ場所を行ったり来たり…そんな時間も、今となっては良い思い出です。
印象に残ったのは、やっぱり「アルノルフィーニ夫妻像」。とにかく細かく描かれていて、前に立つと自然と見入ってしまいます。作品の前にはたくさんの人が集まっていました。
そしてもう一つ、「大使たち」も強く印象に残りました。
斜めから見るとドクロが現れる仕掛けはもちろん、生と死が同時に描かれたテーマにも惹かれました。この作品のマグネットをお土産に購入。
本当はアルノルフィーニ夫妻のマグネットが欲しかったのですが、「旦那さんの顔がちょっと怖いから飾りたくない…」という奥さんのひと言で見送り(笑)。
他にも、ウィレム・クラースゾーン・ヘーダの「ロブスターのある静物」も印象的でした。布の質感や光の表現が本当に美しくて、まるで写真のよう。じっくり見ていた記憶があります。
ちなみに、ゴッホのひまわりも楽しみにしていたのですが、ちょうどゴッホ展を開催していて別会場での展示とのこと。別料金だったので今回は諦めました。
コヴェントガーデンで試飲とイルミネーション
ナショナルギャラリーを出たあとは、コヴェントガーデンへ。
クリスマスの装飾がとてもきれいで、広場全体が華やかな雰囲気に包まれていました。目的はイルミネーションと、紅茶の専門店「ウィッタード」でのお買い物。
店内ではホワイトチョコレート風味など、さまざまなフレーバーの飲み物を試飲できました。
職場用にティーバッグの詰め合わせを買おうか迷いましたが、思ったよりも高額だったため、自宅用にアリスインワンダーランドがデザインされた缶の紅茶と、ロンドンらしい缶に入ったショートブレッドを購入しました。
フィッシュアンドチップスと、まさかの悲劇
夜は、当初の予定どおりミュージカルを観に行く前に、フィッシュアンドチップスを食べに行くことに。
向かったのは「POPPIES FISH & CHIPS」。
人気店のようでしたが、そこまで並ばずに入店できました。
量が多そうだったので「シェアしていい?」と聞いたところ、「1人1個全然食べられるよ」と、やんわり断られたような返事。
なので、フィッシュアンドチップス2個の代わりに、フィッシュアンドチップス1個とイカリング、ドリンクにジンジャービールを注文。ジンジャービールはスリランカで飲んで以来だったので、懐かしくてつい頼んでしまいました。
フィッシュアンドチップスは、正直「驚くほど美味しい!」という感じではなかったけれど、普通に美味しくて満足。旅行中に一度は食べておくと、やっぱり気分が上がります。
しかし、食事の最後にまさかの悲劇が。
お口直しに残しておいたジンジャービールに、まさかのハエがダイブ…。さすがにそれは諦めることにしました。
本場ミュージカルに感動しつつ、睡魔とも闘う
食事を終えたあとは、いよいよソンドハイムシアターへ。
まだ時間が早かったので、レストランで少し時間をつぶそうと思ったのですが、思ったよりも食事が早く終わってしまい、結局そのまま会場へ向かうことに。
会場にはすでに開場を待つ人の列ができていて、しばらくして入場開始。座席は前から2列目だったかな?かなり前方で、舞台の迫力をしっかり感じられる位置でした。
開演まで30分ほど時間があり、眠気が強かったので少し仮眠を取ることに。それでスッキリすればよかったのですが、眠気は取れず…。
ついにレ・ミゼラブルが開演。
日本で劇団四季のミュージカルも観たことはありますが、やはり本場の迫力は別格。
まず驚いたのは、音楽が生演奏だったこと。ステージの下には指揮者がいて、その動きも見えました。
そして、出演者の歌声がとにかく力強い。眠かったはずなのに、歌声が体に響いてきて、一気に引き込まれました。「眠いけど、すごい…!」という感覚。
とはいえ、連日の寝不足が響いて、どうしても集中力が続かず、うとうと…。
気づけば記憶が飛んでいた場面もありました。後悔もあるけれど、それでも本場の空気を感じられたことは大きな収穫でした。
ちなみに、劇中でジャン・バルジャンが破いた紙が舞台前方に落ちていて、終演後に拾おうとしたのですが手が届かず。
その代わりに、黄色い“毛”のようなものを拾って帰ってきました。どうやら宿屋の夫婦がミキサーにかけた鶏の羽だったようです(笑)。
ミュージカルが終わったあとは、ホテルへ直行。翌朝早くのバスで空港に向かう予定だったため、少しでも寝ておこうと仮眠を取りました。