2024年の年末から2025年の年始にかけて、奥さんとバンクーバー、アイスランド、ロンドン、アムステルダム、ブダペストを巡る旅に出ました。
今回の記事では、その旅の二番目の訪問地である、アイスランドでの1日目の午前中の出来事についてレポートします。
実は、アイスランドへ行く途中に、思いがけずカナダ・バンクーバーに降り立つことになったのですが、その時の様子については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、よろしければご覧ください。
さて、アイスランドへの旅は、私たちにとって初めての経験。
どのような出会いがあるのか、どんな景色が見られるのか、期待に胸を膨らませ、今回の訪問を楽しみにしていました。
トランジットからの解放!ケプラヴィーク空港到着
バンクーバーでのトランジットを終え、いよいよ憧れのアイスランドへ出発!飛行機は、予定よりも少し早く、朝6時前にケプラヴィーク空港に到着しました。
機内では、窓の外に広がるオーロラに、早くも感動!
窓側の席に座っていた奥さんが、オリオン座を探していたら見つけたそうで、「これ、オーロラじゃない?!」と興奮気味にiPhoneで写真を撮り始めました。
寝ぼけていたせいか、窓越しに見ていたせいか、その時は「あ、そうなんだ」くらいの感じだったのですが、後から写真を見返してみると、かなり綺麗にオーロラが写っていて、びっくり!
早くもアイスランドの洗礼を受けた気分でした。
空港の免税店では、アイスランドの瓶ビールを買うのが目標だったのですが、残念ながら6本セットしか売っておらず、お土産に1本だけ欲しかったので今回は見送ることに。
お酒は空港の免税店で買うと安いという情報を信じて、免税店に寄ってみたのですが、やはり、狙ったものはなかなか手に入らないものです(笑)。
今回の旅は、まだまだ始まったばかり。美味しいアイスランドのビールに出会えることを信じて、空港を後にしました。
空港からレイキャビク市内へは、事前に調べておいたエアポートダイレクトのバスを利用することに。
計画段階では、7時15分発のバスに乗れるか、8時15分発のバスになるか、わからなかったので、チケットは現地に着いてからGetYourGuideで購入することに決めていました。
空港に到着後、7時15分のバスに乗れそうだとわかったので、早速チケットを購入。
空港の出口を出てすぐのところにバスターミナルがあったのですが、別の会社のバスはいるものの、なかなかエアポートダイレクトのバスが見つからず、少し焦りました。
出発時刻も迫っていたので、そこにいた別の会社のチケット係の方に聞いてみたところ、「このバスがエアポートダイレクトだよ」とのこと。
バスの車体には、フライバスとかグレイバスとか書いてあったので、ややこしいですよね(笑)。
無事にバスに乗ることができて、一安心。バスの料金は、二人で6500円ほどでした。バスはあまり混雑しておらず、座席もゆったりとしていたので、移動中は少し寝てしまいました。
窓の外には、雪が積もった景色が広がっていたのですが、移動中はほとんど記憶に残っていません…(笑)。
空には雲がかかっていたものの、雪は降っていませんでした。
空港で感じた凛とした空気は、いよいよアイスランドにやってきたんだ、という実感を抱かせてくれました。
雪道を歩く!レイキャビク市内へ
バスに揺られること約45分。
レイキャビクのバスターミナルに到着したのは、朝8時過ぎでした。
バスターミナルというよりはバス停に降ろされたようで、特に迷うこともなく、スムーズに移動することができました。
ここからホテルまでは、徒歩で約20分ほどの距離。事前に地図で確認していたものの、慣れない雪道に少し戸惑いました。歩道と車道の区別が曖昧で、どこを歩けば良いのか、少し迷いながら歩きました。
移動中、目に飛び込んできたのは、シンプルだけど、どこかおしゃれな雰囲気を感じる民家の数々。
どのお家も可愛らしくて、見ているだけで心が温まります。年末年始もクリスマスを楽しんでいるようで、各家にはクリスマスのかわいい装飾が飾られていて、街全体が暖かい雰囲気に包まれていました。
路面には雪が積もっており、少し滑りやすい箇所もあったので、足元に注意しながら歩きました。
ホテルに到着したのは、8時半過ぎ。
ホテルが入っている建物の入口にあるインターホンを鳴らし、「今日チェックインする予定です」と拙い英語で伝えたところ、「早すぎるよ!まだチェックインできないよ!」と、あっさり切られてしまいました(笑)。
事前にチェックイン時間が9時であることを知っていたのですが、寒いし、荷物も重かったので、どうしても荷物だけは預けたかったのです。
もう一度インターホンを鳴らし、「9時になったら荷物を預けられますか?」と聞いてみると、「9時だからね!」と念を押されつつも、なんとか荷物は預けられそうだとわかり、一安心。
結局、9時よりも少し前にフロントに入れてもらい、しかも運よく部屋の準備もできていたので、アーリーチェックインをさせてもらうことができました。
ホテルは、大通り沿いにあり、向かいには大きなホテルがあったり、隣には飲食店があったりと、賑やかな場所にありました。
ホテル周辺は、雪が積もっていたものの、人通りも多く、安全な雰囲気でした。
レイキャビクの街を歩く
ホテルにチェックインし、荷物を置いた後は、早速レイキャビク市内を散策することに。
まずは、アイスランドのソウルフードとも言われるホットドッグを求めて、「Bæjarins Beztu Pylsur」へ。
ガイドブックにも必ず載っている有名店です。
ホットドッグは、1つ880円(770.00 ISK)と、少しお高めですが、せっかくなので、食べてみることに。
「宇宙一美味しい」という肩書のようですが、YouTubeの動画などでは、「そこまで美味しくない」という人が多く、正直、あまり期待していなかったのですが、実際に食べてみると、普通に美味しかったです(笑)。
いろんなトッピングが入っているのですが、中でもオニオンフライの甘みとカリカリの食感が良いアクセントになっていて、とても気に入りました。
奥さんは、ソーセージにラムの香りがする、と言っていました。
ただ、外はかなり寒く、手袋をしていても手がかじかんでしまい、しっかりと味わうことができなかったのが、少し残念です(笑)。
ホットドッグを食べた後は、レインボー通りとしても知られる、Skólavörðustígurという通りにも立ち寄りました。
その名の通り、道路がレインボーカラーに塗られていて、とても可愛らしい雰囲気。ついつい写真を撮ってしまいました。
そして、レイキャビクのシンボルとも言えるハットルグリムス教会へ。
暗い中、ライトアップされた教会は、とても大きく、そして綺麗で、思わず息を飲みました。
ヨーロッパなどでよく見かける教会とは、また違った雰囲気で、まるでRPGの世界に出てくるような、独特なデザインが印象的でした。
近くで見ると、ステンドグラスも綺麗でした。
教会を見たりしてお店が開く時間まで時間をつぶしたあとは、お土産を求めて、「The Handknitting Association of Iceland」というお店にも立ち寄りました。
店内に入ると、ニットの可愛い小物がたくさん並んでいて、こじんまりとしたお店なのかな、と思ったら、奥にも部屋があり、そこにはニットのセーターなどが所狭しと並んでいました。
妻が気に入った、ニットで作られたパフィンのマグネットを購入しました。
最後に、妻が旅先で必ず購入している、現地の言葉で書かれた子供用の絵本を探しに、「Penninn Eymundsson Laugavegi」という書店にも立ち寄りました
お目当ての本も見つかり、妻も満足そうでした。
レイキャビクの街は、どこか静かで落ち着いた雰囲気でした。
午前中だったこともあり、人通りはあまり多くなく、まるで夜の街を歩いているような、不思議な感覚でした。
手袋をしていても手がかじかむほど寒かったので、途中で入ったお土産屋さんで、寒さ対策のために持参していたインナーダウンを着ました。
10時を過ぎても、まだ空は暗く、日の出が遅いことに驚きました。
街には、クリスマスのデコレーションがキラキラと輝き、街全体が温かい雰囲気に包まれていました。
お土産屋さんで絵本を無事に購入し、一旦ホテルへ戻ることに。
途中に寄ったスーパーで購入したサンドイッチを食べた後は、ついに、今回の旅のメインイベントの一つ、ゴールデンサークルツアーへ出発です!