エンジニアに関わらず、仕事をしていくうえでの成長に悩んだとき、「世界一流の人はどんな思考をしているのか？」を知りたくなることはありませんか？
今回読んだ 『世界一流エンジニアの思考法』（牛尾 剛 著） は、まさにその答えを探るのにふさわしい一冊でした。
読み進めるうちに、「エンジニアだけでなく、どんな仕事にも応用できる考え方が満載だ！」と感じたので、特に印象に残ったポイントをレビューとしてまとめてみます。
① 「どちらでもいい」なら悩むな！
本書の中で、「どちらを選んでも大差がないなら、時間を使うな」 という考え方が紹介されています。
例えば、ツールの選択や小さな設計の違いで延々と悩むことはよくあります。でも、結局どちらを選んでも結果がほぼ変わらないなら、すぐに決めて前に進むべきなんですよね。
「どっちを選ぶべきか？」と迷ったときの指針として、
✅ 決めても後戻りできるなら、即決する
✅ 長期的な影響があるなら、じっくり考える
というルールを持っておくと、意思決定のスピードが格段に上がりそうです。
これはエンジニアに限らず、日常のあらゆる選択に使える考え方だと思いました。
② 長時間労働＝生産性が高い、は間違い
もうひとつ衝撃を受けたのは、「生産性を上げたければ、長時間労働をやめろ」という話。
著者が悩んでいたとき、メンターのクリスが「生産性を上げるには学習が必要だ」とアドバイスをくれたシーンが印象的でした。
毎日残業しながら、「もっと効率を上げたい」と思っていたのに、実はその長時間労働こそが生産性の低下を招いていた という気づき…。
これは、エンジニアに限らず、多くの人が陥りがちな罠ではないでしょうか？
✅ どうすれば「学習」に時間を確保できるか？
- 定時で仕事を切り上げる勇気を持つ
- 興味のある分野の勉強を、日々のルーティンに組み込む
- 「学習の時間＝自己投資」と捉え、優先順位を上げる
本当に成長したいなら、「仕事＝すべて」ではなく、「学び」を意識的に確保することが大切なんですね。
③ 「整理力」が仕事の成果を左右する
「成果を出す人は、整理が行き届いている」という言葉も、めちゃくちゃ刺さりました。
特に著者が実践していた 「デスクトップの整理」→「情報の整理」→「頭の中の整理」 という流れは、自分にも取り入れたい考え方です。
✅ 情報をスムーズに取り出せるようにすることが、生産性を大きく左右する
✅ OneNoteやNotionなどのツールを活用し、必要な情報を一元管理する
✅ よく使うデータやクエリをテンプレート化し、毎回検索しなくても済むようにする
特に、「仕事でよく使うURLやツールはまとめて管理し、ワンクリックで開けるようにする」というのは、すぐに実践できそう！
情報の整理を習慣化すれば、ムダな時間を減らし、より生産的な仕事に時間を使えるはずです。
まとめ｜この本はこんな人におすすめ！
『世界一流エンジニアの思考法』は、エンジニア向けの本ですが、仕事の生産性を高めたいすべての人に役立つ内容でした。
特におすすめしたいのはこんな人！
✅ 決断に時間をかけすぎてしまう人（「どっちでもいい」なら即決するマインドセットが学べる）
✅ 長時間労働が習慣になっている人（「生産性を上げるためには学習時間を確保すべき」）
✅ 情報整理が苦手な人（「整理力＝生産性」につながる具体的な方法が学べる）
読んだ後、「すぐに実践できることが多い」と感じたので、試しにいくつか取り入れてみるのもいいかもしれません。
「働く時間」より「働き方」 が重要。
そんなシンプルだけど大事なことに気づかせてくれる一冊でした！
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